今年の新入社員のタイプとは?
4月になり、街を歩いていると、新しいスーツを身につけた新入社員の方を目にするようになりました。
皆さんの会社にも、そんなやる気に満ちた新入社員の方が入ったのでないでしょうか。
私も、やる気に満ちて、でも少し不安な気持ちで出社した、その時のことを思い出しました。
折角、縁あって入社したのですから、のびのびと仕事をして欲しいと願っています。
会社も、そんな新入社員の方に大いに実力を発揮してもらうために、様々な教育プログラムを用意しているのではないでしょうか。
このほど、株式会社産労総合研究所さまより、『今年の新入社員のタイプ』が発表されました。
その記事によると、今年の新入社員は、『セレクト上手なNISAタイプ』のようです。
目標とする未来がきまれば、自分なりに情報を集め『セレクト』して歩き始める、とのことです。
今年の新入社員は、俗に言う『Z世代』です。
学生時代は、コロナが蔓延し自粛生活を強いられました。その為、コミュニケーションが苦手な方も多いようです。
会社として、このような社員のモチベーションをあげる為には、以下の2つが必要だと私は思っています。
①会社のビジョンを浸透させること
②短い期間で承認してあげること
会社のビジョンを浸透させること
今年の新入社員は、自身のキャリアプランをしっかりと持っている人がほとんどです。
ですから、会社のビジョンが自身のキャリアプランとかけ離れていると辞めてしまいます。
会社はビジョンとその人のキャリアプランとのギャップを少なくする必要があります。
当初、ビジョンをもとにその人の目標設定をしますが、このときに、次の目標など、
将来が見える目標設定が望ましいと考えます。目標が決まれば、情報を収集する能力は長けていますので、
自身で行動を決め、動き始めます。
一般的に、配属先の責任者に任せることが多いと思いますが、
3ヵ月位は、新入社員に対し小まめなヒアリングを実施するなどのフォローが必要になります。
その中で、しっかりと会社のビジョンを浸透させて下さい。
短い期間で承認してあげること
Z世代の人達は、バブルもはじけ、とても不安定な経済環境で育ってきました。
倒産する会社も数多く見てきており、会社に対して大きな期待も抱いていません。
逆にデジタルには長けており、コミュニケーションもSNSを中心にはかってきました。
SNSで『いいね!』を積み重ねて成長してきました。
ある意味、人に承認されながら、自身の行動を決めてきたとも言えます。
仕事においても、同様に、慎重に行動します。
失敗をしないよう、ネットで情報を集め、最善の方法を模索します。
ですから、短い期間で承認したり、指導してあげたりすることが必要だと思います。
そうすることで、モチベーションがあがり、より価値のある仕事が出来るようになります。
このような、
新入社員のモチベーションを上げる効果的な方法として、
1to1などのような面談をお勧めいたします。1回の面談時間は、15分で十分です。
目的は、『いいね!』と承認してあげることです。
それも、数多く、『いいね!』をあげるために、月2回は実施したいものです。
そうすることで、不安も解消され、のびのびと仕事に臨むようになると思います。
是非、試してみてはいかがでしょうか。
産労総合研究所さまの調査結果は下記のURLで
https://www.e-sanro.net/freshers/?page_id=873